<デジタル発>「酒と食のマルシェ」開幕! 「酒担」記者がおすすめのお酒を紹介

07/02 18:01 更新

 北海道のお酒とご当地グルメの魅力を再発見してもらうイベント「北海道 お酒と食のおいしいマルシェ2022」が1日、札幌市中央区大通西8丁目の大通公園で開幕しました。3日までの会期中、会場に出店している62社のうち、お酒を販売しているのは43社にも上ります。北海道新聞紙上で2021年4月から長期連載「新風 北の美酒」を担当し、道内の酒づくりを知り尽くした記者が、会場に並ぶ道産のワインやクラフトビール、ウイスキー、日本酒、ジンの中から、おすすめの商品を見つけ、紹介します。(拝原稔)

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 大通西8丁目特設会場が午前11時に開場した直後、記者はまず道産ワインのコーナーに向かった。この10年で生産者が約3倍の53軒に増えた道産ワインのうち、14軒の商品を一括して扱っている。道産ワインで近年流行している、ブドウについた野生酵母で造ったワインの味を確かめたかったからだ。今回の出店ワイナリーの中では、登醸造(後志管内余市町)、多田農園(上川管内上富良野町)、あいざわ農園(帯広)などがそれに当たる。

14種もの道産ワインが並んだワインブース=1日(村本典之撮影)
14種もの道産ワインが並んだワインブース=1日(村本典之撮影)


 登醸造はロゼの「セツナウタ2020」(1グラス800円)のみの販売だ。まず、ロゼとは思えない濃い赤色に驚く。ブドウは道産ワインを長年支えてきた赤用の「ツバイゲルトレーベ」。豊かな果実味と爽やかな後味が楽しめ「札幌や東京のワインショップでも棚に並んだらすぐに売れてしまう」(余市町内の有名ワイン生産者)というのも納得の味だった。登醸造はワイン用ブドウ農家として新規就農し、後にワイン醸造を始めたワイナリーだ。余市には良質なワイン用ブドウを供給する農家が多くあり、今後登醸造のようなワイナリーが増えるのではないかと、予感させる味でもあった。

セツナウタ2020
セツナウタ2020


 多田農園の白ワイン「シャルドネ2020」(1グラス800円)も味わってみる。金色に輝くワインにはブドウの風味がしっかりと凝縮され、余韻もしっかりとある。多田農園といえば、華やかな風味の赤ワインというイメージがあったが、爽やかな白もおすすめだと思う。

多田農園のシャルドネ2020
多田農園のシャルドネ2020


 あいざわ農園は、十勝管内池田町が耐冷性のある品種を-と開発した山ブドウの血が入ったブドウ「山幸」「清舞」「清見」でワインを造っている。会場で販売している「A―danza Frizzante2021」(1グラス800円)はロゼのスパークリング。ブドウの香りと、山ブドウ系の特徴でもある酸味の強さがしっかりと伝わってくるワインだ。相沢一郎社長は2019年の酒造免許取得という新規参入組ながら、冬の寒さの厳しい十勝でブドウの無農薬栽培を実現し、欧州への輸出にも挑戦している。このワインが将来、どのような完成形を描くのか、想像するだけで楽しくなってきた。

あいざわ農園のロゼスパークリング
あいざわ農園のロゼスパークリング


 次に、日本ワインの生産・販売日本一の北海道ワイン(小樽)のブースに向かった。数多くのワインが並ぶ中、「北海道を世界に通用するスパークリングワインの産地にする」のを目標に掲げる嶌村公宏社長おすすめの1本がある。

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