<江別 ハルユタカに魅せられ 麦の里の挑戦>下 産地一丸 拡大する用途

06/24 09:57
江別産ハルユタカ100%の食パンを手にする西野さん
江別産ハルユタカ100%の食パンを手にする西野さん

 「他の小麦にはない甘みと香りがある。ハルユタカは素材として魅力的です」。江別市内のパン店「ニレカゼ」の店主西野紗織さん(35)は笑顔で話した。

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■100%パン人気

 店内にはバケットやスコーンなど道産小麦で作った約30種類のパンが並ぶ。特に人気が高いのは江別産ハルユタカを100%使用した食パン「ニレ」。卵や牛乳、砂糖、油は使わず、かめばかむほどやさしい甘みが口に広がる。1日10本限定、1本712円と決して安くはないが、「もっちりとした味わいがいい」などと好評でリピーターも多い。

 西野さんは5年ほど前に働いていた東京のパン店でハルユタカの食パンに出合い、おいしさに感動した。「焼いた時の香りがいいんです。2年前に自分の店を始める前から、絶対にこの小麦は使うと決めていました」。江別ではハルユタカがパンのほかにも菓子やうどん、ビールなどの商品に使われ地元を代表する小麦として根付いている。

 先駆けとなったのは、地元企業や生産者、大学などでつくる「江別経済ネットワーク」のプロジェクトだった。2002年に地元資源を有効活用しようと、ハルユタカなど江別産の小麦でラーメンを作る計画が立ち上がり、2年がかりで「江別小麦めん」を完成させた。

■「めん」100万食

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