ごみ収集、作業員悲鳴 コロナ禍で家庭の排出量増、賃金は低水準 札幌
06/07 11:09 更新

増えた家庭ごみの収集に追われる委託業者の作業員=札幌市内
新型コロナウイルス禍で、自治体から委託を受けている民間企業のごみ収集作業員が待遇改善を訴えている。家庭ごみの排出量が増え業務負担は重くなったのに、低賃金が変わっていないためだ。札幌市では委託業者の従業員の給与は、ごみ収集に当たる市職員の半分程度にとどまるとみられ、従業員は「暮らしを支える仕事なのに処遇改善が進んでいない」と嘆く。専門家は自治体が一定程度の賃金を保証する制度が必要だと指摘する。
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札幌市の家庭ごみ委託業者で働く男性(47)は「ごみが増えて毎日が重労働。体はぼろぼろだ」と話す。1日当たりの可燃ごみ回収量は多い時でコロナ禍前より3割増えた。重いごみ袋を持って走るため疲労が蓄積し、足を疲労骨折した同僚もいるという。
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