北海道

一夜明け国政への決意を胸に 道内当選者

07/22 15:26 更新
選挙事務所のスタッフと談笑する高橋はるみさん=22日午前9時15分、札幌市中央区
選挙事務所のスタッフと談笑する高橋はるみさん=22日午前9時15分、札幌市中央区
  • 選挙事務所のスタッフと談笑する高橋はるみさん=22日午前9時15分、札幌市中央区
  • 自宅を出てあいさつ回りに向かう勝部賢志さん=22日午前7時50分、江別市
  • 自身の当選を報じた新聞記事を見ながら、抱負を語る岩本剛人さん=22日午前9時35分、札幌市中央区
  • 朝食を取りながら報道陣の取材に応じる鈴木宗男さん=22日午前10時、札幌市中央区
  • 投票締め切り後、12時間近くたって当選確実の知らせを受け、笑顔を見せる紙智子さん=22日午前7時45分、札幌市東区

 参院選の投開票から一夜明けた22日朝、道選挙区で当選した新人3人は、国政への決意を胸に気を引き締めた。比例代表で議席を得た道内関連候補のうち、道内で朝を迎えた2人も、有権者から託された思いをかみしめた。

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■高橋さん「82万票ありがたい」

 自民党の高橋はるみさん(65)は午前9時15分、札幌市中央区の選挙事務所に姿を見せ、スタッフらの労をねぎらった。獲得した約82万票については「ありがたいです。(知事時代の)16年間で多くの方々と信頼関係を築いたが、その思いが詰まっていると思う」と報道陣に語った。

 21日深夜に帰宅し、ビールを飲みながら「今後、国会議員として働く分野を見極めないといけないと考えた」という。「少子化問題や年金問題、インフラ整備など、やりたいことを言えばきりがないけれど、国会議員としては(課題を)絞っていかないと」とも述べた。

 当面は、選挙戦で世話になった支援者らへのあいさつ回りを続ける考えだ。「山ほどやらないといけないことがあり、夏休みはないと思う。優先順位を考えながら実行していきたい」と話した。

■勝部さん「道民の生活見つめ」

 立憲民主党の勝部賢志さん(59)は22日午前7時半、江別市内の自宅で報道陣の取材を受け、新聞各紙に目を通しながら、「道民の皆さんの日々の暮らしを見つめ、政治課題についてしっかり頑張りたい。きょうから参院議員としての活動をスタートさせる」と意欲を語った。

 21日はテレビ局のインタビューに応じた後に帰宅し、午前2時ごろ就寝した。朝食では焼き魚とご飯、みそ汁を食べ「選挙戦のときから割と規則正しい生活です」と笑顔を見せた。

 自民、公明両党など憲法改正に前向きな勢力は、非改選議席を含め国会発議に必要な全体の3分の2を割った。「3分の2を阻止できたことでとりあえずは一段落だが、これで改憲の動きが止まるわけではない。しっかりやらないといけない」と表情を引き締め、札幌市内へのあいさつ回りへと向かった。

■岩本さん「責任の重さ感じる」

 自民党の岩本剛人さん(54)は午前9時半ごろ、妻実史(みちか)さん(52)と札幌市中央区の選挙事務所に姿を現し、支持者から祝福を受けた。取材に対し「45万4285人に名前を書いてもらった責任の重さを感じる」と気持ちを新たにした。

 前夜は午後8時過ぎに早々と当選確実になり、「正直、本当かなと驚いた」と振り返った。22日未明に帰宅後、「ぐっすり眠って疲れをとった。6年間こつこつ努力を積み重ねたい」。自民党の2議席獲得について「道民が自民、公明連立政権の安定を求めた結果だ」と冷静に語った。

 鈴木直道知事と抱き合って勝利を喜ぶ写真が掲載された新聞を見て、「これが載るとは思わなかった」と苦笑い。「空港民営化やJR札幌駅周辺の再開発など取り組むべきことは多い。知事とどう連携をとるか、ゆっくり腰を落ち着けて語り合いたい」と話した。

■鈴木さん「9年間待たせた」

 参院議員として初当選を果たした日本維新の会新人の鈴木宗男さん(71)=新党大地代表=は22日午前、札幌市内の事務所で報道陣の取材に応じ、「9年間国政復帰を待ち望んだ支援者に良い報告ができることが何より」と喜んだ。

 鈴木さんはサンドイッチや牛乳の朝食を取りながら、「昭和、平成、令和の3代にわたり国会議員として活動できる巡り合わせに感謝したい」と述べた。北方領土問題について「安倍総理しか解決できない。この半年が勝負だ。日ロ平和条約締結に向けた環境整備を行いたい」と意気込んだ。

■紙さん「役割懸命に果たす」

 比例代表候補で、共産党現職の紙智子さん(64)は22日午前7時40分、4選確実が報じられた。夜通し待機していた札幌市東区の党道委員会で「与えられた役割を懸命に果たす」と決意をかみしめた。

 党の現有議席は減ったため「複雑な気持ち」といい、陣営幹部らと控えめに万歳した。徹夜の疲れもみせず、そのままJR札幌駅近くで街頭演説。安倍政権が進める自由貿易協定(FTA)を批判し「日本の農業を売り渡すような亡国の農政はやめなければならない。命を支える1次産業を守り発展させる」と誓った。

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