週刊コラム

心の回復力

07/20 05:05
全国の小中学生に配られた「子どもの人権SOSミニレター」(法務省提供)
全国の小中学生に配られた「子どもの人権SOSミニレター」(法務省提供)

 今年も、「子どもの人権SOSミニレター」が小中学生に配布されました。SOSミニレターは、子どもが悩みごとを書いてポストに入れれば、切手不要で各地の法務局に届くようになっているレター用紙です。今年から、配布時期が6月に変更されました。

[PR]

 届いたミニレターには、法務局職員と人権擁護委員が手紙や電話で必ず応答し、内容によっては、より直接的な対応をとる場面もあります。手紙の場合は、手書きで1通1通、返信します。

 手紙は、送ってから返信がくるまでに日数がかかります。もどかしいようですが、時間があくことのよさもあります。

 子どもが、学校であったいやなことなどをミニレターに書いてくれた場合、返信は、子どもの訴えたい気持ちを受けとめて慰め、励ます内容となるでしょう。

 その返信を受けとって読んだとき、その子のつらかった気持ちは、ミニレターを送ったときより、だいぶやわらいでいると思います。

 それは、返信内容の効果だけでないでしょう。もともと、読んでくれる誰かに向けて気持ちを書くだけでよかった面もあるでしょうし、ミニレターを送ってから返信を受けとるまでの時間経過によって、自然と気持ちがおさまってきた面もありそうです。

 その子は、ミニレターの返信を読みながら、もう過ぎたことをねぎらわれているけれど、今となってはそれほどでもなかったな、と感じるかもしれません。

残り:132文字/全文:708文字

全文はログインまたはお申し込みするとお読みいただけます。
ページの先頭へ戻る