北海道

【道スポ】駒苫らしさ全開! 無安打で貴重な追加点 神宮大会覇者・札大谷ねじ伏せた

07/18 10:39
五回無死1塁、逆転弾を放った駒大苫小牧・竹中がベンチの祝福を受ける(撮影・松本奈央)
五回無死1塁、逆転弾を放った駒大苫小牧・竹中がベンチの祝福を受ける(撮影・松本奈央)

 南大会は3試合が行われた。1回戦の好カード、札大谷―駒大苫小牧は大接戦。駒大苫小牧は1点を追う五回、無死一塁から4番・竹中研人捕手(3年)が右中間に逆転2ランを放って勝利をたぐりよせた。駒大苫小牧はそつのないプレーで伝統校の貫禄を見せつけ、5―3で昨秋の明治神宮大会の覇者を破った。東海大札幌高は小林珠維投手(3年)の投打にわたる活躍で、2年ぶりの4強を一番乗りで決めた。札第一は今大会初の延長戦にもつれ込んだが、十回にサヨナラで北星大付を下した。

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 駒大苫小牧の“らしさ”が出たのは、竹中の逆転弾のあとの六回だ。これ以上の失点が許されない札大谷は先発・西原健太(3年)から、太田流星(3年)に交代した。1死後、1番・辻本直樹遊撃手(3年)が四球で出塁すると、次打者の三ゴロが二塁への悪送球を誘い、すかさず辻本は三進。続く3番・各務泰生中堅手(3年)の遊ゴロで、貴重な追加点を挙げた。

 茶木圭介部長(41)は「これがわれわれが目指す無安打で得点する泥くさい野球です」と納得の表情だ。日頃の練習のたまもので、辻本も「守備者はミスすることを前提で、そのための走塁練習をしてます」と普段の取り組みを話した。

 さらに続く七回の守備では、佐々木孝介監督(32)も「あのプレーは大きかった」というビッグプレーが出た。この回先頭の札大谷4番・石鳥亮中堅手(3年)の当たりは、広い三塁ファウルエリア奥のフェンス際に飛んだ。これを大沼恒介三塁手(3年)が「フェンスにぶつかってもいいから絶対捕る」と全速力で追い、最後は体をよじりながら好捕した。

 ベンチの全員から「ナイスプレー」と声を掛けられた大沼は「上空の風が強くて、前の試合で軌道をしっかり確かめた」と言う。また、大会前に風が強い苫小牧で、フライ処理の練習をいつもより多く行ったことが生きたという。

 支部予選が終わってからも、南大会までの短い期間でしっかり調整。この大一番に、勝つためにできるそつのないプレーを随所に見せた。逆転弾を放った竹中は「春は個人のことしか考えていなかった。今は次につなごうと考えている」と、チームとしての勝利にこだわる。道内で唯一、夏の甲子園制覇経験のあるチームが一気に“甲子園モード”に入った。(小野倉義)<道新スポーツ7月18日掲載>

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