苫小牧日高

スジイルカ、様似に漂着 気候変動で分布域拡大か

07/18 05:00
様似の海岸に打ち上げられたスジイルカの死骸=16日
様似の海岸に打ち上げられたスジイルカの死骸=16日

 【様似】16日午前、町平宇の海岸にイルカ1頭の死骸が打ち上がっているのを町民が発見し、町役場に連絡した。町から相談を受け、同日午後に死骸を回収した鯨類研究者らの団体「ストランディングネットワーク北海道」によると、イルカは本州沖合に広く生息するスジイルカで、近年道内への漂着が急増している。

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 スジイルカは体長2・1メートルのオス。同ネットワークによると、道内でのスジイルカ漂着は2014年までほとんど確認されていなかったが、15~18年の4年間で計9頭に急増。昨年は5頭が漂着し、うち2頭は様似町だった。今年は様似と同じ16日に函館市でも死骸が見つかった。

 同ネットワーク代表で北大大学院水産科学研究院の松石隆教授は「気候変動の影響で、スジイルカの分布域や回遊経路が道内に拡大した可能性がある」と指摘。同ネットワークは今回回収した死骸を解剖し、死因を調べる考え。(中橋邦仁)

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