週刊コラム

奥深い花 それは紫陽花

06/29 05:00

 北海道に「アジサイ前線」がやってくる季節です。

 平年なら5月末に九州南部をスタートし、6月中に西日本から関東まで北上します。7月上旬には東北地方で開花。その後、津軽海峡を越えて、北海道に到達です。道内の開花の平年日は、札幌は7月18日、旭川・函館22日、帯広は8月2日、室蘭が8日、網走が10日、稚内は15日です。

アジサイの花は、北海道ではもうすぐ開花です=6月28日、札幌市厚別区
アジサイの花は、北海道ではもうすぐ開花です=6月28日、札幌市厚別区

 今年は既に札幌市内で咲き始めている所もあり、少し早いのかもしれません。

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 本州は梅雨空の下で開花するので、雨が似合う花とされていますが、道内では夏の太陽を浴びて咲いています。漢字表記の「紫陽花」には「陽」の字も使われていますね。

 歴史を遡ると、紫陽花は、中国唐の時代の詩人・白居易の書で、以下のように表現されています。
 
(1)一本の木に咲く
(2)花は紫色、香りが良い
(3)美しく、仙郷にふさわしい

 平安時代に日本に伝わったときに「アジサイ」であると、信じられたそうですが、ちょっとよく考えると3つの特徴が重なる花が他にもありますよね…。

ライラックは札幌市の花=5月21日、中央区の大通公園
ライラックは札幌市の花=5月21日、中央区の大通公園

 そう、北海道に馴染みが深いライラック(和名ムラサキハシドイ=紫丁香花)。アジサイよりも、香りが強い花です。「紫陽花=ライラック」という説もあるそうです。

 まあ、アジサイも、ライラックも、ともに北海道で美しく咲いてくれるというだけで十分ではありますが…。

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