北海道

帳簿に「全員が仮眠」ずさんな管理浮き彫り 函館市消防の不正受給問題

06/25 12:08
深夜時間帯の勤務の割り振り表(右)、業務日誌(左上)、時間外勤務命令簿(左下)。割り振り表では、必ず1班以上が勤務中となっていることが分かる
深夜時間帯の勤務の割り振り表(右)、業務日誌(左上)、時間外勤務命令簿(左下)。割り振り表では、必ず1班以上が勤務中となっていることが分かる

 函館市消防本部の消防職員が時間外手当を不正受給した問題で、不正に関わった職員の提出した帳簿が「全員同時に仮眠中だった」という、本来あり得ない内容だったにもかかわらず、署長ら所属長は見過ごしていた。一部の職場では職員が署長印を押印していたとの証言もあり、管理のずさんさが浮き彫りになった。

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 夜間勤務の職員は本部や消防署、出張所などに詰め、交代で仮眠する。4班の交代制で、夜間は不測の事態に備え、必ず起きている職員を配置しており、どの時間帯も「仮眠」「勤務」の班が必ず混在する。「仮眠」は勤務時間でなく無給のため、災害対応などで出動した際は「時間外勤務」となり、1時間当たり約1200円~約3900円が支給される。「勤務」の職員は勤務時間中のため支給されない。

 しかし、問題発覚後の同本部の調査によると、時間外手当を申請するための帳簿「時間外勤務命令簿」が多くのケースで、虚偽の勤務時間が記載され、全員が仮眠中に出動したようになっていた。

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