北海道

ビジネスジェット、函館での駐機に注目 制約多い新千歳空港 設備、宿泊施設の充実課題

06/17 05:00
海外の富裕層がよく使用する「ガルフストリームG650ER」。BJは国内で離着陸回数が増えている(丸紅エアロスペース提供)
海外の富裕層がよく使用する「ガルフストリームG650ER」。BJは国内で離着陸回数が増えている(丸紅エアロスペース提供)

 海外の富裕層などが所有する観光や商業用の「ビジネスジェット(BJ)」と呼ばれる小型機の駐機場所として、函館空港(函館市高松町)が注目されている。新千歳空港は混雑や防衛上の理由から駐機が制限され、駐機場所に函館空港を選ぶケースがあるためだ。ただ、空港設備や、BJに乗るような「超富裕層」向けの高級宿泊施設などの受け皿不足を指摘する声もある。

[PR]

 国土交通省航空局は函館空港のBJの発着回数を公表していないが、函館空港ビルデングによると、空港使用料を払う実績は年間50件ほどで、加えて燃料を給油するだけの駐機利用もあるという。担当者は「ロシアの地方空港や中国からのBJが多い。昨年は新規の航空会社からの問い合わせもあった」と話す。同航空局によると、国内全体の発着回数は2018年で1万6830回と5年前と比べて約1・3倍に増えており、道内や函館空港にも波及しているとみられる。

 BJの地上支援業務を担うビズジェットエイド(札幌)によると、函館空港は「ニセコ(後志管内)でスキーをする富裕層の乗客を新千歳空港で降ろした後、駐機場所を求めて函館空港に降り立つケースが多い」という。新千歳空港は航空自衛隊千歳飛行場が隣接するため、共産圏の中国などの小型機には防衛上の理由から駐機できる時間に制限があるためだ。

残り:742文字/全文:1290文字

全文はログインまたはお申し込みするとお読みいただけます。
ページの先頭へ戻る