卓上四季

吉田輝星投手

06/14 05:00

プロ野球巨人でエースとして活躍した江川卓さんは、高校時代から「怪物」と呼ばれてきた。主な持ち球は直球とカーブだが、全盛期は高めにホップするようなストレートで、次々と三振を奪った▼上から投げ下ろす球がホップするはずがない。どんな投手の球でも、ホームに届くまでに「おじぎ」をする。だが、江川さんのストレートは重力に逆らうように強烈な逆スピンがかっているため、おじぎの度合いが小さい。そのため、打者には浮き上がるように見えたとされる▼そんな江川さんのストレートを思い出した。プロ初先発初勝利を挙げた北海道日本ハムの吉田輝星投手だ。最速は147キロだったが、テレビで見る限り、球の速さ以上に切れの良いストレートを投げていた▼対戦した広島の選手たちは、「見たことのない真っすぐ」「球速より速く感じた」と舌を巻いていた。同僚の上沢直之投手も「(球の)スピン量が多い。空振りが取れるボール」と評価する▼とはいうものの、まだ1軍で5回を投げただけ。立ち上がりに力んで球数が増えるなど、課題もあった。次回登板ではしっかり修正して、再び「快投」を見せてほしい▼チームは激しい首位争いを続けている。けがから復帰した清宮幸太郎選手も、1軍に昇格した。これで吉田投手が江川さんのようなピッチングを続けてくれれば、3年ぶりのリーグ優勝も現実味を帯びてくる。2019・6・14

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