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20年大卒の採用面接解禁 内定半数、就活はや大詰め

06/01 17:20 更新
ニトリ札幌本社で行われた1次面接=1日午前、札幌市北区(金田翔撮影)
ニトリ札幌本社で行われた1次面接=1日午前、札幌市北区(金田翔撮影)
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 2020年春に卒業予定の大学生らを対象にした主要企業の採用面接が1日、解禁された。道内企業でもリクルートスーツを着た学生たちが緊張した表情で面接試験に臨んだ。正式な内定の解禁は10月1日。ただ、深刻化する人手不足を背景に「売り手市場」が続く中、多くの企業は内定を約束する「内々定」を6月中にも出す見通しだ。

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 家具・インテリア製造小売り最大手ニトリの札幌本社(札幌市北区)では午前9時すぎから学生たちが総合職の1次面接を受けた。同社の採用担当者は「時代の変化などに柔軟に対応できる学生を採用したい」と話した。

 道内では6月1日、JR北海道や北海道ガス、イオン北海道などでも面接試験が行われた。北洋銀行の面接を終えた函館市の大学4年の女子学生(21)は「一対一で緊張したけれど、和やかな雰囲気だった。自分の強みをPRできたと思う」と安堵(あんど)した表情を見せた。

 近年の売り手市場により、企業の採用活動は前倒しが加速している。就職情報大手リクルートキャリア(東京)の全国調査によると、大学4年生の5月1日時点での就職内定率は51・4%に達し、前年同月を8・7ポイント上回った。同社は採用活動の早期化に加え、「10連休の影響で4月中に事実上の内定を出した企業が多かった」とみている。

 道内も学生優位の状況が続いている。北海道労働局によると、今春卒業した道内の大学生の就職率は3月末時点で95・2%。8年連続で前年を上回り、過去最高を更新した。(木村直人)

<ことば>大学生の就職活動 経団連はこれまで、大学生の就職活動が早まって学業に支障が出ないようルールを示し、採用日程の順守を求めてきた。企業にとっても計画が立てやすく、新人研修を効率的に実施できる利点がある一方で、優秀な人材を早期に確保しようと水面下で学生と接触する会社も多い。経団連は2018年秋、形骸化を理由にルールを廃止すると決めたが、大学側が反発。来年は政府が主導し、日程は維持する。

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