矢野直美 いつも旅日和

備えあれば憂いなし

05/25 05:05

 つい先日、スマートフォンが故障しました。音量調整のボタンが反応せず、全くの無音状態です。ちょうど出先のことで、固定電話やインターネット環境のない場所に滞在していたため、故障に気づいたときはひどく困惑しました。

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 機械そのものは動いていましたので、電話がかかってきたことは画面に通知されるのですが、受信後に相手の声が聞こえず、そのためこちらの声が相手に伝わっているかどうかも分からない状況でした。電話を受け取って会話ができないのは失礼になりますから、応急処置として、最初から電話を受けずに着信があった方には改めてメールなどで状況をお伝えするという方法をとりました。

 すぐ修理に出して代替機種を入手。切羽詰まったお仕事などはなく、平穏無事な日でもありましたので実質的に深く困ることはなかったのですが、なんともいえない心細い気持ちになりました。

 おそらく他に電話がある環境でしたらそれほど不安にならなかったと思います。が、滞在場所には固定電話がなく、インターネット環境もありません。公衆電話までも距離がありました。「今ここでなにかあったらどうしよう」という不安に心臓が波打ちました。

 この不安感は以前にも時々体験しています。まだ携帯電話を持っていないころと、携帯電話があっても電波の届かない場所で一人で撮影しているときです。撮影ポイントを必死で探していたり、夢中で撮影しているときはいいのですが、ふと気がゆるんだ瞬間に「今ここでなにかあったらどうしよう」という考えが頭をよぎります。

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