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露天で湯ったり8風呂増設 幌加内の民宿「チロリン村」 漁港の大釜など再利用 「喜ぶお客さん多く見たい」

05/23 05:00
設置工事中の大釜の露天風呂に入ってみせる阿部さんと愛犬のタップ
設置工事中の大釜の露天風呂に入ってみせる阿部さんと愛犬のタップ

 【幌加内】廃バスや廃電柱、廃屋を使って建てられた町内沼牛の民宿「チロリン村」は、野趣あふれる名物の露天風呂に五右衛門風呂や大釜を使った湯船を新たに8槽を加え、充実させる。荒れ地に手作りで村を建設している村長の阿部光治さん(69)が、今月末の完成を目指し手作業で工事を進めている。阿部さんは「風呂に入って喜ぶお客さんの顔をより多く見たい」と期待し、汗を流している。

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 チロリン村は阿部さんの実家の跡地。旭川市のスーパーの仕事を辞めた後、1992年から建設を始めた。村の名前はNHKで60年代まで放送していた人形劇番組「チロリン村とくるみの木」から付けた。「名乗るほどの場所じゃない田舎だが、この場所に昔、家族と住んで畑をおこした。何とかして生かし、人が訪ねてくるようにしたい」と願い、運営を始めた。

 「外でビールを飲みながら風呂に入れたら最高だ」。こうして作った露天風呂が村の名物になった。食事を作るのは妻の美知子さん(70)。宿泊客は多くないが、常連客もおり、夫婦で運営を楽しんでいた。2012年には旭川のクラブが2日間にわたる音楽イベントを開き、多くの人が訪れた。ところが、翌13年、阿部さんにがんが見つかった。手術をしたが、14年に再発し村を休んだ。15年に営業を再開したものの、利用客は以前の3分の1程度の年間30人ほどに大きく減った。

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