北海道

外国人労災、2.5倍の110人 昨年の道内、16年比 実習生が半数

05/21 18:54
外国人労災、2.5倍の110人 昨年の道内、16年比 実習生が半数

 道内で2018年に労働災害(労災)の届け出があった外国人労働者は110人に上り、2年前に比べ2・5倍に増えたことが20日、北海道労働局への取材で分かった。近年、深刻な人手不足を背景に急増している技能実習生が半数を占めた。労災の発生ペースは外国人労働者数の増加ペースを上回っており、日本語や仕事の技術が未熟な実習生を中心に、外国人労働者に対する企業の安全対策が追いついていない実態が浮かぶ。

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 道内の外国人労働者の労災状況が明らかになるのは初めて。同局がまとめた道内の労災発生状況によると、けがなどで4日以上の休業が必要な労災の届け出があった外国人労働者は、16年は43人(うち実習生23人)、17年は73人(同44人)。18年は110人と初めて100人を超え、そのうち実習生は54人と全体の49%を占めた。全国では18年に2847人の届け出があり、うち実習生は784人で約3割だった。道内では、この3年間で労災による死者はいなかった。

 18年に労災の届け出があった道内の外国人110人は、外国人労働者全体の0・52%。道内の日本人に限った場合の労災人数は6726人で、日本人労働者全体の0・28%にとどまった。外国人が労災を届け出た割合は、日本人に比べ2倍近く高い形だ。

 道内の外国人労働者は18年10月末時点で約2万1千人で、16年から3年間で1・4倍に増えた。このうち実習生が約1万人で半数を占め、3年間で1・5倍に増加した。

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