くらし

「匠の手」脳神経外科医・上山博康さん講演 「僕には、逃げる場所はない。あらゆる手を尽くし、病を治す」

05/21 17:21 更新
「たくさんの患者さんを助けてきたが、涙が出るような悔しい思いもたくさんしてきました」と上山博康さん。テレビ出演時の映像やユーモアを交えて話した=4月16日、札幌・道新ホール
「たくさんの患者さんを助けてきたが、涙が出るような悔しい思いもたくさんしてきました」と上山博康さん。テレビ出演時の映像やユーモアを交えて話した=4月16日、札幌・道新ホール

 脳動脈瘤(りゅう)の破裂を防ぐ手術をはじめとする脳神経外科手術の第一人者、禎心会脳疾患研究所(札幌市東区)所長の上山(かみやま)博康さん(70)が4月、札幌市中央区で開かれた生涯学習講座「UHB大学」の入学式で講演した。タイトルは「“神の手”と呼ばないで下さい」。上山さんが話した内容の一部を紹介する。

[PR]

 「マスコミで『神の手』を持つと言われていますが、僕はそう呼ばないでください、と言っています。

 神様から与えられたものではなく、師匠に怒られ、泣きながら、一生懸命に練習して得た技術だからです。『匠の手』と呼んでください、と言っています。

 匠の手は神の手には及びません。でも、神の手はその人が死んだらおしまいですが、匠の手は弟子に伝承することができるのです」

残り:1344文字/全文:1674文字

全文はログインまたはお申し込みするとお読みいただけます。
ページの先頭へ戻る