留萌宗谷

風下から接近、命中後15分で昏睡 稚内市街地、吹き矢でエゾシカ捕獲 警戒薄く2日で8頭

04/24 05:00
吹き矢でシカを狙うNPO法人の職員
吹き矢でシカを狙うNPO法人の職員
  • 吹き矢でシカを狙うNPO法人の職員
  • 眠ったシカをソリで運ぶ

 【稚内】市街地付近でエゾシカが生息する稚内市では、猟銃に加え、2017年度から麻酔薬を仕込んだ吹き矢でシカを捕獲している。猟銃が使えない市街地でも捕獲するための取り組みで、3年目の本年度は、初めて春と秋の2回実施する。22日から始まった吹き矢の捕獲を取材した。

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 今回は25日までの計4日間の日程で、ノシャップや西浜など市内北地区が中心。吹き矢に使う筒はステンレス製で直径1・6センチ、長さは約90センチと約1・8メートルの2種類を使い分ける。先端に注射針を付けた麻酔の投薬器を入れて、息を吹き込んで飛ばす仕組みだ。

 22日の午後3時半ごろ、ノシャップ地区のカーリング場近くの草むらに約30頭のシカが群れていた。業務を請け負った札幌市のNPO法人の職員4人が無線でやりとりしながら様子を観察。周囲の安全を確認し、2人が吹き矢を手に、風下から少しずつ歩み寄った。

 シカも警戒はしているようだが、あまり遠くまでは逃げない。まず最も近くにいたシカに向けて矢を発射。さらに別の個体に向けても何発か放ったが、命中したシカは、少しだけ矢を気にした後、そのまま居続けた。

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