北海道

「先住民族」初の位置付け アイヌ新法が成立

04/20 05:00
参院本会議で「アイヌ民族支援法」が可決、成立し、傍聴席で喜ぶ北海道アイヌ協会の人たち=19日午後
参院本会議で「アイヌ民族支援法」が可決、成立し、傍聴席で喜ぶ北海道アイヌ協会の人たち=19日午後
  • 参院本会議で「アイヌ民族支援法」が可決、成立し、傍聴席で喜ぶ北海道アイヌ協会の人たち=19日午後
  • 参院本会議を傍聴するアイヌの人たち=19日午前

 法律で初めてアイヌ民族を「先住民族」と位置付けたアイヌ民族に関する新法は19日の参院本会議で、日本維新の会・希望の党を除く与野党各会派の賛成多数で可決、成立した。交付金制度創設などを通じ、従来の福祉、文化施策から地域振興を含む総合施策に踏み出す転換点となる。菅義偉官房長官は成立後の記者会見で「アイヌ民族の意見を尊重しながら、実効性のあるアイヌ施策を実施できるようさらなる検討に努めていきたい」と述べた。

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 新法はアイヌ民族の誇りを尊重し共生社会を目指すことを目的とし、差別を禁ずる基本理念を盛り込んだ。交付金制度は、アイヌ文化継承や観光振興などにつながる事業を含んだ地域計画を策定した市町村が対象。文化伝承を目的としたサケの捕獲、国有林内の樹木採取などにも特例措置が施される。すでに道内の約40市町村が交付金制度に関心を示しており、政府は法施行後、速やかに制度の基本方針を作る考えだ。

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