室蘭胆振

豊浦に地域循環養鶏農園 元協力隊員の大橋さん

04/18 13:54 更新
豊浦町大岸地区で養鶏農園を開設した大橋三千雄さん
豊浦町大岸地区で養鶏農園を開設した大橋三千雄さん

 【豊浦】町地域おこし協力隊を3月に退職した大橋三千雄さん(55)が今月、養鶏の「大橋ビオピオ農園」を町大岸地区で開設した。地域循環型の生産体制を目指し、米など地元で手に入る自然素材を中心に作る餌で鶏を育てている。卵は濃厚な味が特徴。今月下旬から販売を予定し、毎週定期購入する会員を募集している。

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 大橋さんは市民団体「パーマカルチャー北海道」の事務局長。パーマカルチャーは、自然と調和した持続可能な生活様式を提案する理論体系で、1970年代にオーストラリアで提唱された。市民団体は道内での普及活動を行っている。

 札幌で設計事務所を営んでいた大橋さんは2016年に豊浦に移住。町地域おこし協力隊として、町内産ホタテの貝殻を使ったしっくいを壁に塗る体験講座などを開いてきた。

 鶏は畑で雑草を食べ、肥料になる鶏ふんを落としてくれる。大橋さんは「循環型の生活をする上で、人間と相性が良い生き物」と指摘し「前から養鶏に興味があった」と話す。

 大岸地区の農家が以前豚舎として使っていた200平方メートルの建物を借り、農家の協力で鶏舎に改修した。鶏を地面に放して飼う「平飼い」にこだわり、現在は200羽を育てており、350羽まで増やす計画だ。

 鶏を育てる餌は周辺農家から提供してもらう未成熟な青米や米ぬか、もみ殻などを配合して作る。砕いたホタテの貝殻も加える。大橋さんは「できるだけ近隣の材料を使えば、環境負荷を小さくできる」と話す。

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