くらし

歯磨きケア、介護現場での工夫 口から細菌減らそう 誤嚥性肺炎、インフル抑制

04/16 17:41
歯科衛生士から口腔ケアを受ける新田ハギさん。歯ブラシに水でぬらしたガーゼを巻いて舌の汚れを落としている=室蘭市内の特養ホーム「舟見の杜」(国政崇撮影)
歯科衛生士から口腔ケアを受ける新田ハギさん。歯ブラシに水でぬらしたガーゼを巻いて舌の汚れを落としている=室蘭市内の特養ホーム「舟見の杜」(国政崇撮影)
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 介護現場で今、口腔(こうくう)ケアの重要性が注目されている。室蘭市内の特別養護老人ホームが、訪問診療をしている歯科クリニックと連携して続けてきた取り組みでは「誤嚥(ごえん)性肺炎が減った」「インフルエンザにもかからなくなった」など、さまざまな効果が表れてきている。そこには在宅介護の現場はもちろん、要介護になる前から、日々の歯磨きに取り入れたい工夫がたくさんあった。

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 「あ~、気持ちいいですよ」―。特別養護老人ホーム「舟見の杜(もり)」(室蘭市舟見町1)で暮らす新田ハギさん(92)は、歯科衛生士の手による口腔ケアを終えるとにっこり笑って言った。

 入れ歯のこすり洗い、口の中の汚れをガーゼで拭き取ってから保湿剤を塗り、歯ブラシにガーゼを巻いて舌の汚れを落とす手順で、口の中がきれいになった。

 新田さんは、他の施設から舟見の杜に移ってきた1年半前、既に総入れ歯になっていた口の中は汚れが目立った。ケアで口の中が清潔になり、心身の状態も良くなって今春、要介護度は5から4に戻った。

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