卓上四季

女性の政治参加

03/21 05:00

2004年、日本の教育関係者に衝撃が走った。経済協力開発機構が世界の15歳を対象にした「生徒の学習到達度調査」(PISA)で、順位が大きく後退したためである▼41カ国・地域のうち、読解力は前回調査の8位から14位に、数学的応用力も1位から6位に低下した。文科省は危機感を強め、従来のゆとり教育から学力重視路線へ急激にかじを切る契機となった。いわゆる「PISAショック」だ▼文科省は総合学習より基礎教科重視の方針を掲げ、学習指導要領の内容を増やす。その「成果」か最新成績は科学、数学分野で最上位、読解力も8位に上昇した。ゆとり教育転換には批判も根強かったが、それほど慌てたのである▼ならば、この数字にも危機感を持つべきではないか。世界の国会議員が参加する列国議会同盟によると、18年の日本の女性議員の割合(衆院)は193カ国中165位にとどまる▼国会に限らない。道内でも女性議員ゼロの市町村議会は、全体の3割と全国の中でも低い。男女の候補者をできる限り均等にするよう求める政治分野の男女共同参画推進法が施行されたが、各党の動きは必ずしも活発とは言えない▼知事選告示を皮切りに、きょう統一地方選の火ぶたが切られる。それぞれの選挙ごと、地域ごとにさまざまな争点があろう。「女性の政治参加」もその一つであることを、ぜひ覚えておいてもらいたい。2019・3・21

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