水産異変

加工でイカした味 函館で不漁だけど… 竹田食品 皮にネギ、ゴマでホルモン風/小田島水産食品 熟成塩辛を洋風の調味料に

03/16 05:00
竹田食品が発売したイカの皮を使った珍味
竹田食品が発売したイカの皮を使った珍味
  • 竹田食品が発売したイカの皮を使った珍味
  • 小田島水産食品が開発した塩辛入りのアヒージョのもと

 【函館】資源量の減少により今年のスルメイカの漁獲枠が過去最低となる中、函館市内の水産加工業者が、限られたイカ原料の有効活用に知恵を絞っている。加工時に捨てることが多いイカの皮を使った珍味や、少量の塩辛を入れた調味料など、原料費を抑えながら目新しい商品を開発し、消費者のイカ離れを防ぐ狙いだ。

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 地元大手の竹田食品は今月、国産スルメイカの皮に刻みネギやゴマを混ぜた珍味「いかほ~るもん」の出荷を始めた。イカソーメンなどの生産過程で不要になる皮を活用したアイデア商品。皮独特のぷるぷるした食感がホルモンを連想させる。

 2月の首都圏での食品展示会で試作品を出したところ評判が良く、商品化を決めたという。同社は「原材料不足が続くが、今後も試行錯誤してイカの新商品を出したい」と話す。

 同じ函館の小田島水産食品は、スペイン料理アヒージョのもと「塩辛deアヒージョ」を開発し、近く発売予定。木製の樽で熟成させた道産スルメイカの塩辛をオリーブオイル、ニンニク、唐辛子とともに瓶詰めした。魚介類や野菜と一緒に煮込む、塩辛の新しい食べ方を提案する。小田島隆社長は「原料の使用を抑えつつ、調味料という新たな需要を創出したい」と意気込む。

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