矢野直美 いつも旅日和

終列車

2018/11/10 05:00

 終列車。とても旅心をひかれる響きです。

 先日は北海道新幹線の東京方面行きの終列車に乗りました。といっても東京が終着ではなく、あくまで「東京方面」。終着駅は盛岡です。

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 北海道新幹線に乗ると、ついシート上の荷棚を見てしまいます。在来線でいう網棚ですね。

 私が始めて北海道新幹線に乗車したのは2016年3月26日、開業日のことです。一番列車ではありませんが、午後の時間に新函館北斗から東京駅まで乗車しました。

 そのときの思い出はいろいろありますが、北海道と本州が新幹線でつながったことを一番強く感じたのが、シートの上にある荷棚でした。そこには六花亭さんやロイズさんなど、北海道を代表する銘菓の紙袋があちらこちらに置かれていました。

 新千歳空港発の飛行機の中では、北海道の銘菓やお土産物をよく目にします。羽田や新潟、広島に福岡など、行き先は違っても人気店の紙袋や包み紙を手にされた乗客がたくさんいらっしゃいます。北海道新幹線の開業日、それと同じ様子を列車内で目にして、「これは北海道と本州をつなぐ鉄道のね」、そうしみじみ思ったことがとても記憶に残っています。

 さて、終列車。その響きにたまらない旅情を感じます。そして、鉄道にゆられていることが大好きな私は、できることならずっと乗っていたいと思うので、終列車という区切りがあることに少し安心したりもするのでした。

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