釧路根室

釧根で乳牛の乳房炎拡大 停電で搾乳できず発症 胆振東部地震

09/12 05:00
釧根で乳牛の乳房炎拡大 停電で搾乳できず発症 胆振東部地震

 胆振東部地震による道内全戸停電の影響で牛の搾乳が滞ったことによる「乳房炎」が釧路・根室管内で広がり、基幹産業の生乳生産に大きな影響を与える恐れが出てきた。農家の中には半数もの牛が乳房炎になった例もあり、酪農関係者からは「生産回復には1カ月はかかる」との声も上がっている。

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 釧根管内では地震が発生した6日午前3時7分から8日午前0時7分に全域で停電が解消されるまでの間、多くの農家で搾乳機器が使えない状態が続いた。このため搾乳ができずに乳房炎を発症するケースが各地で増えている。

 道東あさひ農協(別海町)によると、別海地区では農家247戸のうち17戸の約千頭が停電中に搾乳が一度もできなかった。根室市内を所管する同農協根室支所も「正確な頭数は把握できていない」としながらも「発症した牛は3桁に上る」とみている。

 釧路管内の各農協も頭数は集約できていないが、釧路丹頂農協(鶴居村)は1万2千頭のうち約3割、阿寒農協(釧路市)も8千頭のうち約3割が乳房炎とみている。標茶町農協は約2万頭のうち1~2割と推定、浜中町農協では11日の集荷量が停電前から2割近く落ち込んでおり「乳房炎と餌不足の影響」と話す。

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