北海道

十勝農業 影響なお 牛の乳量低下や作物輸送停滞

09/11 05:00

 管内の農業現場では停電からの復旧を受け、乳業工場や選果場が再開し、徐々に出荷体制が戻り始めた。ただ、乳牛の体調不良や農作物の輸送停滞などの影響も残っている。

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 管内の乳業工場では、生乳の受け入れが始まっている。ただ、一部の牧場では牛の乳量が低下。帯広市の高田勝則さん(61)の牛舎では「地震前より3割減った」という。停電中に機械を動かせず、栄養素の高い配合飼料を与えられなかったからだ。他の牧場でも、搾乳が滞ったことで乳房炎を引き起こし、治療が必要な牛も出始めている。

 畑作では選果場や冷蔵施設がおおむね復旧し、順次出荷を始めている。帯広市川西農協では冷蔵が必要なナガイモの貯蔵庫が停電で停止。7日夜の通電まで綱渡りの状態が続いた。扉の開閉を控えて低温を保ち、作物への影響は避けられたが「あと数日(停電が)長引けば危なかった」(青果部)。音更町木野農協の冷蔵施設も電源を失い、劣化が早い特産のブロッコリーの一部を廃棄した。

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