北海道

「次」に備え、防災用品が品薄 胆振東部地震 札幌で電池やラジオなど完売も

09/09 05:00
小型ラジオが売り切れ、商品棚が空になったヨドバシカメラマルチメディア札幌店の売り場=8日正午ごろ
小型ラジオが売り切れ、商品棚が空になったヨドバシカメラマルチメディア札幌店の売り場=8日正午ごろ

 胆振東部地震による停電で、量販店は多くが閉店を余儀なくされた。電力がほとんどの世帯でほぼ復旧した8日、札幌市内では次の地震や停電に備え、電池やラジオなど防災関連用品を求める市民が量販店に詰めかけた。

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 中央区の家電量販店ビックカメラ札幌店には、午前10時の開店前に約200人が並んだ。営業を再開した7日は、防災関連用品が飛ぶように売れ、ラジオと電池は完売。全国の店舗から急きょ札幌店に商品を回し、8日の開店に間に合わせた。

 北区のヨドバシカメラマルチメディア札幌店も営業を再開した7日に小型ラジオ約100個が売り切れ、大型ラジオも残りわずか。東区の主婦西村裕美さん(61)は「停電でテレビも見られず、不安だったのでラジオを買った。またいつ大きい地震が来るか分からないので備える」と話した。

 ホームセンターのDCMホーマック(札幌)は、地震が発生した6日も札幌圏の店舗で飲料やガスコンロなどを販売したが、7日にほぼ売り切れた。携帯ラジオや懐中電灯、電池はほぼ品切れ、入荷待ちとなっている。品薄状態で8日は営業時間を短縮した店も。山の手店(西区)を訪れた中央区の会社員伊藤絢子さん(25)は「自宅がオール電化なので、停電でお湯を沸かせず困った」とガスコンロを購入。「懐中電灯に使う単1電池が売り切れていたので、他の店を回る」と少し疲れた表情を見せた。

 同社によると、倉庫から在庫を配送した札幌圏の5店舗で6、7の両日、カセットボンベ約1万3千本、2リットル入りのお茶約6千本、キャンプ用の照明器具ランタン約600個が売れた。

 アウトドア用品専門店の秀岳荘白石店(白石区)には、ランタンを求める人が殺到。営業を再開した7日から8日昼までに500個ほど売れた。ヘッドランプやバーナー式のガス燃料のほか、お湯だけで作れるおにぎりなどの乾燥食材も売れた。ランタンを買った白石区の看護師野勢孝三さん(31)は「自宅が2日間停電した。防災用品を全く持っていなかったので、日ごろから備えることの大切さが身にしみた」と話した。(袖山香織、津野慶)

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