北海道

通電復旧、商店街半数が再開 堺町通り 準備急ぐ飲食店も

09/09 05:00
開店準備で仕込み作業に追われる、おたる政寿司本店=8日午前10時30分
開店準備で仕込み作業に追われる、おたる政寿司本店=8日午前10時30分

 通電が復旧した8日、小樽市内の商店街や飲食店は、通常営業を始めた店舗がある一方、商品を限定したり、開店準備に追われたりる店舗もあった。街中には少しずつ人通りが戻っているものの、関係者は災害の風評被害を懸念している。

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 観光名所の小樽堺町通り商店街の振興組合によると、加盟85店のうち8日に営業できたのは土産物店を中心に半数程度で、飲食店ではメニューを限定したところが多かったという。

 昆布専門店「利尻屋みのや」は地震発生後の6、7日も同商店街の4店のうち1~2店で営業し、8日から4店とも通常営業した。蓑谷和臣社長は「レジは使えなかったが、観光客のために店を開けた。今月に2回ある3連休で、多くの人に来てもらえれば」と期待する。

 同商店街で海鮮丼などを扱う「おたる蝦夷(えぞ)屋」は休業した7日、保存していた食材を使って炊き出しを実施。営業した8日は、食材の都合が付かず牛肉やホタテなどが入ったカレーライスのみ提供した。山本一彦社長は「電気が通っても完全復活ではない。できるだけ早く物流も正常化して」と願う。

 寿司屋通りの「おたる政寿司(まさずし)本店」は6、7日は臨時休業し、8日午前11時から営業を再開。停電中は冷気が逃げないよう冷蔵・冷凍庫の扉を開けないようにして食材を保存した。

 8日は午前7時半ごろから従業員が出勤。食材を廃棄したり、魚をさばいたりと準備に追われた。マグロやヒラメといった定番のネタは提供できるという。ただ、地震で予約のキャンセルが相次いだ。3代目の中村圭助さん(38)は「本州や海外の客が戻ってくるか心配」と懸念する。

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