北海道

日常回復へ支援の輪 姉妹都市2市、登別市に物資

09/09 05:00
救援物資を運んできた神奈川県海老名市と宮城県白石市の職員と、登別市職員
救援物資を運んできた神奈川県海老名市と宮城県白石市の職員と、登別市職員

 6日未明の胆振東部地震発生から3日が経過した8日、停電や断水が解消されるなど、西胆振では市民生活が徐々に落ち着きを取り戻した。被災した自治体には友好都市から救援物資が届くなど、温かな支援の輪も広がった。

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 登別市の姉妹都市、神奈川県海老名、宮城県白石両市からの救援物資が7日夜、登別市役所に到着した。登別市の支援要請によるもので、両市の職員は「何とかして助けたかった。早く届けることができ良かった」と胸をなで下ろした。

 登別、海老名、白石の3市は相互に姉妹都市提携を結んでおり、2010年には3市で「災害援助協定」も締結。互いの交流を深めてきた。

 救援物資は両市合わせ、ペットボトルの水(500~550ミリリットル)7500本、アルファ米2500食、毛布150枚、発電機付き投光器8台など。海老名市からは職員4人が室蘭市と岩手県宮古市を結ぶ定期フェリーを使い24時間かけ、白石市からは2人が苫小牧~秋田を結ぶフェリーで20時間かけ、トラックやワゴン車など3台分を届けた。

 海老名市消防本部の石渡宏典係長は「搬送ルートの検討が大変だったが、届けられて良かった」、白石市総務部危機管理課の岡崎祐也係長は「登別は白石市の先祖が開拓したマチ。東日本大震災の際には助けていただいているので、なんとしても助けなければという思いだった」と振り返る。

 登別市総務グループ防災担当の山本賢二防災主幹は「支援は本当にありがたかったし、宮蘭航路の有効性が分かったことも良かった。この恩はいつか返さなければいけませんね」と話していた。(池田静哉)

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