政治

「日程通り」に疑問の声 道内、大阪の関係者 徹底論戦遠く 自民総裁選に首相、石破氏届け出

09/08 05:00
「日程通り」に疑問の声 道内、大阪の関係者 徹底論戦遠く 自民総裁選に首相、石破氏届け出
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 自民党総裁選が胆振東部地震の発生翌日の7日、予定通り告示された。党道連などが求めた日程延期はかなわず、異例の3日間の活動自粛からのスタートで、選挙戦は事実上短縮。道内や、台風に直撃されたばかりの大阪の党関係者にとっては総裁選に十分に取り組む余裕がないのが実情で、疑問の声も上がっている。災害対策や経済活性化、憲法改正など論点は数多いにもかかわらず、事実上の首相選びは「徹底論戦」にほど遠い選挙戦になろうとしている。

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 連続3選を目指す安倍晋三首相、3度目の挑戦となる石破茂元幹事長が立候補を届け出た後の7日午後。「被災地への配慮は十分やりながら、予定通り進めさせていただきたい」。総裁選挙管理委員会の野田毅委員長は記者会見で、総裁任期が9月末で満了することに加え、下旬に首相が国連総会に出席することも念頭に、日程変更は不可能だと説明した。

 地震による3日間の活動自粛に続き、首相は選挙期間中の10~13日にロシアを訪問する。実質的な選挙戦は7日間程度となる。

 被災地の関係者からは疑問の声が聞かれる。道内の党所属国会議員秘書は「党規約を特例で変えて延期すればいい。(地震で)電話がつながりにくくなって大変な時に『総裁選お願いします』なんて電話は反感を買うだけだ」と憤る。大阪の地方議員も「1週間か10日遅らすことは可能なはずだ。党員、国民に理解を得られるのか。日本の首相が決まるのに本当にそれでいいのか」と指摘する。

 石破氏は7日、記者団に「本当であれば(日程の)短縮ではなく最初の72時間は全力で災害対応する、そして国民の前で充実した議論を展開する。この二つが両立できればもっと良かった」と述べ、延期が望ましいとの本音をにじませた。

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