札幌圏

北海道震度7、道央混乱 負傷154人、救急出動840件

09/06 22:30
地震の影響で陥没し、波打つ状態となった道路=6日午前6時、札幌市東区北45東16
地震の影響で陥没し、波打つ状態となった道路=6日午前6時、札幌市東区北45東16

 胆振地方東部を震源とした強い地震と停電のため、札幌市や石狩管内の市町村では6日、公共交通機関がストップし、大勢の住民や観光客が避難所に身を寄せるなど、混乱が続いた。電力供給は午後から一部復旧し、札幌市は7日始発からの路面電車(市電)運行を目指している。ただ、交通などの混乱は続く見通しで、イベントなども次々中止、延期が決まった。

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 石狩振興局によると、管内の負傷者は6日午後3時現在で154人。夜までにさらに膨らんでいる。札幌市消防局によると、午後3時までの救急出動は840件で、救急車40台がフル稼働。札幌市の秋元克広市長は6日午後の災害対策本部の会議で「余震や本震は数日間続くことも想定される。(揺れに)十分留意して対応を」と呼びかけた。

 避難所は午後3時までに管内で388カ所が開設され、石狩振興局によると同時点で、管内で計約2300人が避難。移動や宿泊に困った外国人観光客が、札幌市中心部の市立資生館小(中央区南3西7)の避難所に殺到し、札幌市は急きょ他の施設も開放した。千歳市は観光客向け避難所2カ所を開き、海外客が集まった。

 札幌市などによると、6日午後5時までに中央区の都心部や円山、白石区の菊水、南区の真駒内、江別市、当別町など一部地域で電力の供給が再開された。これに伴い市交通局は、7日朝からの市電運行再開へ、作業を急いでいる。ただ、地下鉄は点検が必要な点が多く、運行開始の時期は見通せていない。

 丘珠空港は6日、北海道エアシステム(HAC)の1往復2便以外は通常運行。7日は定期便が全て運航する。JR運休を受け需要が大きいため、HACの丘珠―釧路、丘珠―函館はそれぞれ1往復増便する。

 行事は次々と中止、延期となった。7日に札幌ドームで予定されたサッカー日本代表の国際親善試合・チリ戦は中止。秋季全道高校野球大会の札幌支部予選は6日に続き7日の試合も中止される。道高野連は「選手の安全が最優先」とした。

 大通公園で7日に始まる予定だった「さっぽろオータムフェスト」は、開幕を10日以降に遅らせる。8日に月寒ラグビー場で予定されたラグビートップリーグ、8、9日にイオン平岡店で予定された「北海道さっぽろスポーツフェスティバル」はいずれも中止。

 7日の石狩管内の公立小中高校の休校は計457校に上る。このほか幼稚園の休園も相次いでいる。

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