苫小牧日高

建物損壊や停電相次ぐ 東胆振・日高でも台風猛威 大豆畑やハウス被害

09/06 05:00
電線に絡まり道路をふさぐ倒木=平取町豊糠、5日午後1時
電線に絡まり道路をふさぐ倒木=平取町豊糠、5日午後1時
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 5日未明に北海道付近を通過した台風21号は、東胆振・日高地方にも爪痕を残した。人的被害はなかったものの、強風で建物の損壊や停電が相次ぎ、農家も収穫前の作物に損害を被った。

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 各自治体がまとめた住宅や物置など建物被害は、むかわ町25件(正午現在)、
安平町28件、白老町7件、厚真町3件(いずれも午後5時現在)。苫小牧市消防本部には午後1時までに屋根飛散や窓割れなど60件の通報があった。日高振興局によると、日高管内では住宅の屋根がはがれる被害が6件、平取町で物置全壊が2件あった。倒木も各地で多数発生した。

 白老町虎杖浜の水産加工会社「マルヤマシメ本間水産」では、金属製の屋根(縦5メートル、横10メートル)がはがれて道路に落ちた。苫小牧市立啓北中では3階建て校舎のトタン屋根の一部がはがれ、玄関口付近に落下。音楽教室の窓枠サッシも強風で変形した。登校前で生徒にけがはなかったが、同校は生徒の安全を確保するため5日を臨時休校とした。6日は通常通り授業を行う。市立沼ノ端中でも体育館の屋根の一部がはがれた。

 停電は5日未明から広範囲で発生し、東胆振・日高地方では午後6時現在、安平町や平取町を中心に約780戸で続いている。停電によって安平町追分の公営住宅7棟約60世帯で一時断水した。平取町では搾乳作業ができなくなる牧場もみられた。

 とまこまい広域農協管内(苫小牧、白老、厚真、安平、むかわ・穂別)ではビニールハウスが飛ばされるなど約50件の被害を確認した。農作物の倒伏被害も相相次ぎ、安平町の農家鈴木悟さん(45)の約10ヘクタールの大豆畑では収穫前の大豆の多くが風で倒れた。10月の収穫を前にした被害に鈴木さんは「6、7月の長雨もひどかったが、今回の台風でとどめをさされた」と肩を落とした。

 びらとり農協では平取町本町や紫雲古津などで30棟以上の農業用ビニールハウスに被害を確認した。農業被害はまだ全容がつかめておらず、各農協とも状況確認を急ぐ考えだ。
◎水産加工場から強風で飛ばされた屋根=白老町虎杖浜、5日午前8時25分

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