北海道

関空閉鎖、キャンセル相次ぎ悲鳴 釧路のホテル、レンタカー会社 ピーチ運休長期化か 関係者「早く運航再開を」

09/06 05:00
ピーチ便の欠航を示す釧路空港2階の出発便掲示板。運休が長引けば関西方面からの集客に痛手となる
ピーチ便の欠航を示す釧路空港2階の出発便掲示板。運休が長引けば関西方面からの集客に痛手となる

 台風21号で関西空港が大きな被害を受けたことで、8月に就航した格安航空会社ピーチ・アビエーション(大阪)の釧路―関西線の運休が長引く可能性が出てきた。釧路市内のレンタカー会社やホテルでは5日、予約キャンセルが相次いだ。9月は2度の3連休があるため、観光関係者はピーチ便の早期の運航再開を願っている。

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 関空は4日の台風21号による高潮で滑走路が浸水した影響などで、全面閉鎖が続く。ピーチの釧路定期便(1日1往復、180席)は4日から運休している。

 釧路空港関係者によると、ピーチの8月の平均搭乗率は95%程度あり、9、10月の予約率も同社の目標平均搭乗率75~80%を上回り、好調が続いていた。

 ピーチは個人客の割合が高く、レンタカーの利用が多い。釧路空港近くにある五つのレンタカー会社では、予約計35件がキャンセルされた。オリックスレンタカー釧路空港店では15件のキャンセルがあり「ピーチ就航以降、利用客が増えていただけに残念。運休が長引けば、キャンセルはさらに増える」と心配する。

 阿寒湖温泉や釧路市中心部の宿泊施設でも、関西方面からの予約キャンセルが相次いだ。あかん遊久(ゆく)の里鶴雅と鶴雅ウイングスは5日夕までに約200人がキャンセル。鶴雅リゾートは「一空港の閉鎖でこんなにキャンセルが出たことはない。夏休みの繁忙期明けだけにつらい」と嘆いた。

 ニュー阿寒ホテルもツアー客20人のキャンセルがあった。新妻英司事業部長は「ピーチ効果による関西からの集客の伸びはこれからだった。関空経由で台湾など外国人客が増えていくことを期待しているので、影響の長期化が心配」と表情を曇らせる。東横イン釧路十字街では5~7日の予約客が40人以上キャンセルした。同ホテルは「今後もキャンセルが増えるのは間違いない。自然災害で仕方ないが、早く運航を再開してほしい」と話している。(田中雅章、佐竹直子)

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