帯広十勝

バイオガス発電プラント建設計画 十勝管内で中断相次ぐ 送電線容量確保が困難 家畜ふん尿処理に影響も

09/06 05:00

 十勝管内で家畜ふん尿を活用したバイオガス発電プラントの建設計画が相次いで中断している。再生可能エネルギーの事業者に対する北海道電力の送電線の空き容量確保が難しいため。管内では、農家の大規模化に伴う家畜ふん尿の処理が課題になっていて、プラント建設への期待が大きいだけに関係者は悩んでいる。

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 北海道電力送配電カンパニー帯広支店によると、道東エリアは4月13日までの受け付け分でいっぱいになり、現在は受け付け保留の状況。仮に容量を増やすため、道東の送電線の増強工事を行う場合は最短でも10~15年かかる見込みで、580億円規模の工事が必要という。現時点で工事の計画はない。

 このため帯広市川西地区に大規模なバイオガス発電プラントを建設し、2020年度の稼働を目指す計画は宙に浮くことに。建設に向けては市と帯広市川西農協が昨年、協議会を設置。今年8月初旬には生産者約20戸でプラント運営の法人を設立した。市によると、昨年から北電側に相談していたが、北電側から市と同農協に対し8月10日に送電線の空き容量がないとの説明があったという。

 計画の先行きが不透明になったため市は同30日の市議会産業経済委員会で今後について、同農協と情報収集しながら継続の是非も含めて検討する方針を示した。

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