北海道

辛口シードル 快挙の二つ星 国際品評会で北見「オホーツク・オーチャード」

09/05 13:46
「ジャパン・シードル・アワード」で二つ星を獲得した旭りんごのシードル(オホーツク・オーチャード提供)
「ジャパン・シードル・アワード」で二つ星を獲得した旭りんごのシードル(オホーツク・オーチャード提供)

 北見市昭和の果樹園オホーツク・オーチャードが栽培する希少品種のリンゴ「旭」を使った発泡性果実酒「旭りんごのシードル」が、国際品評会「ジャパン・シードル・アワード」のテイスティング部門で、日本勢最高の二つ星を獲得した。ボトルのデザイン部門では3位入賞。社長の篠根克典さん(51)は「旭は栽培農家が少なく、他にまねできない風味が評価されたのではないか」と快挙を喜んでいる。

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 同アワードは日本シードルマスター協会(東京)が初開催した大規模な品評会。7月に東京で開かれ、日本、欧米の8カ国から94銘柄が出品された。

 旭りんごのシードルは旭の特徴である豊かな香りと強い酸味を生かした辛口。68銘柄が競ったテイスティング部門はバーテンダーら専門家が審査し、最高評価の三つ星はフランスの4銘柄、二つ星は28銘柄が選ばれた。旭のシードルは道内勢唯一の二つ星となった。

 旭の生産量は甘みの強いリンゴの人気などを背景に、年々減少。農林水産省統計によると、2015年の全国のリンゴ栽培面積3万8600ヘクタールのうち、旭は道内の10・7ヘクタールにとどまる。

 オホーツク・オーチャードも旭の栽培面積をピーク時の半分の0・6ヘクタールに減らしたが、独特の甘酸っぱさを好む顧客がいることから、オホーツク圏地域食品加工技術センター(北見)などの協力を受け、昨年9月にシードルを商品化した。

 全国の72人がインターネットのクラウドファンディングで寄せた資金124万円を開発費に充てた。篠根さんは「受賞で一つ恩返しができた」と目を細める。

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