北海道

映画の灯守り100周年 道内最古の映画館、浦河「大黒座」 常連客祝福「1世紀の努力立派」

09/02 05:00
常連客に創業100周年を祝われる三上雅弘さん(中央奥)と妻佳寿子さん(右)
常連客に創業100周年を祝われる三上雅弘さん(中央奥)と妻佳寿子さん(右)
  • 常連客に創業100周年を祝われる三上雅弘さん(中央奥)と妻佳寿子さん(右)
  • 大黒座が100年前に開業した当時の建物

 【浦河】道内で最も古い映画館「大黒座」(町大通2)が1日、創業100周年を迎えた。特別な記念イベントはせず、普段通り作品2本を上映しただけだったが、常連客や熱心な映画ファンが訪れ、1世紀の節目を祝った。4代目館主の三上雅弘さん(67)は「浦河で大好きな映画を流し続けたい」と妻佳寿子さん(50)とともに映写機を回し続ける。

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 午後4時前、同館の受け付けに観客18人が並んだ。お目当ては、今年のカンヌ国際映画祭で最高賞パルムドールを受賞した映画「万引き家族」。常連客から「100周年おめでとう」と声をかけられた三上さんは「良い映画をたくさんの人に見てもらえてうれしい」と笑顔を見せた。

 大黒座は三上さんの曽祖父辰蔵さんが1918年(大正7年)9月1日に創業。昭和初期は連日、人が入りきらないほどの映画全盛期だったが、1960年代以降は趣味の多様化などで客足が激減。副業のクリーニング店で赤字を穴埋めし、浦河で映画の灯を消すまいと一家で映画館を守ってきた。

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