ファイターズ

清宮好調も監督は冷静<長谷川 裕詞>

08/31 05:00
札幌ドームでの初アーチとなる4号ソロを放った清宮=25日の楽天戦
札幌ドームでの初アーチとなる4号ソロを放った清宮=25日の楽天戦

 5連敗、3位転落、自力優勝消滅と、先週は気がめいるような言葉が紙面をにぎわせ、周りからも「大丈夫?」という声を耳にしましたが、敗戦の中でも収穫もあり、まだまだこれからという思いで見つめていました。

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 1軍合流後の清宮幸太郎選手は、静岡と東京で各1発、札幌ドームでも1発ホームランを打ち、ヒットも量産。勝利に貢献しています。相手チームの監督も「想像以上に対応力が上がっている。対策をしっかり考えたい」と警戒しています。「プロの球にある程度慣れてきた部分もあると思うし、彼なりに配球を読んだり、考える余裕ができている」と日本ハムの城石打撃コーチ。ムードも一気に盛り上がり、テレビや新聞でも清宮選手の活躍を大きく取り上げています。

 そんな中でも、栗山監督は冷静です。「過去の経験を生かしてやってくれている」「持っている力が出始めた」「プロに入って初めて普通にやり始めた印象がある」と評価しつつも、褒めちぎるような言葉は一切ありません。

 5月2日の1軍デビュー同様、今回も1軍昇格後に即スタメン起用しましたが、2軍でのコンディションについて正確な情報が上がっているからこそ、そうした判断ができるものと思います。

 その起用に応えて結果を出しても、淡々としているのは、「幸太郎、おまえはこんなものじゃ満足していないよな」という監督からのメッセージでもあるのでしょうか。栗山監督がほとんど褒めることがなかった大谷翔平選手と重ねて見てしまいます。

 ファンとして印象に残ったのは、26日の楽天戦で六回にサードフライを上げたシーン。三塁手がボールを落とし、清宮選手は全力疾走で二塁に到達していました。得点にはつながらなかったものの、稲葉篤紀さんのモットーであり、ファイターズの原点でもある「全力疾走」の大切さをルーキーが身をもって示してくれました。

 残り30試合を切り、選手たちもギリギリの状態での戦いが続くことと思います。ファイターズがスター軍団でなくても優勝を重ねてきたのは、相手守備を慌てさせるような全力疾走の積み重ねです。

 ファイターズらしい、ひたむきな野球で優勝してくれることを期待しています。そして、一日も早くホームゲームで清宮選手のヒーローインタビューを見られるのを楽しみにしています。(私設応援組織「日本ハムファイターズ応援作戦会議」代表)

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