北海道

道南スルメイカ低水準 函館水試調査 近年では最少

08/29 05:00

 【函館】道立総合研究機構函館水産試験場は8月下旬に道南の太平洋や函館沖の4地点で行ったスルメイカの漁獲調査の結果を発表した。各地点平均の分布密度は、過去5年(2013~17年)で最も低かった13年を下回った。スルメイカ漁は今夏もこれまでは不漁で、秋以降も当面厳しい状況が続く見通しだ。

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 同水試の調査船「金星丸」(151トン)が20~24日に、日高管内の浦河沖、渡島管内の木直(きなおし)沖、函館沖、下北半島東沖で調査した。

 分布密度は、調査船に備えられたイカ釣り機1台の1時間当たりの漁獲匹数が指標。今回の4地点の平均は1・9で、過去5年の平均の4・4の半分以下となり、13年の3・1も下回った。イカの胴の長さは21センチの個体が最も多く、過去5年の平均と同じだった。

 函館周辺で6~12月に漁獲されるスルメイカは主に秋と冬生まれの群れに分かれ、今回の調査は秋生まれがメイン。同水試は昨秋、産卵場所の東シナ海などの海水温が低下し、資源の減少を招いたとみている。冬生まれの調査も今後行う。

 スルメイカは近年、不漁続きで、函館市水産物地方卸売市場では今年6、7月の生鮮ものの取扱量が05年以降、最低の166トンにとどまった。(田中華蓮)

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