格差社会

奨学金利用、道内45% 大学、専門学校生ら 全国より必要性高く

08/26 05:00
奨学金利用、道内45% 大学、専門学校生ら 全国より必要性高く

 日本学生支援機構(横浜)の奨学金について、機構が公表した2016年度の学校別の利用・滞納状況を基に北海道新聞が独自集計したところ、道内の大学生や専門学校生の利用率は45・7%に達し、全国平均を9・5ポイント上回ったことが分かった。3カ月以上返済が滞る滞納率も0・2ポイント高い1・7%で、ほぼ2人に1人が奨学金に頼り、返済にも苦慮する実態が浮き彫りとなった。所得格差に加え、札幌圏への学校の集中で、経済的負担の大きい1人暮らしをせざるを得ない地域格差が背景にあり、専門家は「地域の実情に合った奨学金制度への見直しが急務」と指摘している。

[PR]

 機構が7月に公表した「学校ごとの貸与および返還に関する情報」によると、機構は16年度、全国の全学生の36・2%に当たる130万9960人に奨学金を貸与した。このうち道内の大学と短大、大学院、専門学校、高専の数値を集計したところ、道内の利用者は計5万2792人だった。

 学校の種類別では、専門学校生の利用率が54・2%と5割を超え、全国平均を13・4ポイント上回るなど突出した。滞納率も学校別で最も高い2・4%で、卒業後の返済の困難さを裏付けた。

 奨学金の課題を探る連載「奨学金のいま 司法の現場から」を近く始めます。

残り:634文字/全文:1163文字

全文はログインまたはお申し込みするとお読みいただけます。
ページの先頭へ戻る