札幌圏

「懇親会費は」戸惑う幹部 消防団報酬、組織一括から個人支給に 根強い「慣習」適正化へ

08/25 05:00
「懇親会費は」戸惑う幹部 消防団報酬、組織一括から個人支給に 根強い「慣習」適正化へ

 札幌市の秋元克広市長は23日の記者会見で、消防団員の報酬と手当を消防団に一括で支払う方式を廃止する方針を示した。消防団が管理する報酬の多くが懇親会費として使われ、コンパニオンを呼ぶケースも含まれていたこともあり、内部からも疑問の声が出ていた。公費が投入される消防団活動の適正化と透明化が問われている。

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 「(一括支払いの)報酬が懇親会費となっている事実があった。報酬は個人口座に振り込み、会費は別に徴収するよう是正の検討をお願いしている」。23日の記者会見で秋元克広市長は述べ、消防団の報酬と手当は団員の通帳に振り込む方式を基本とする考えを示した。

 消防団員は火災や災害時に救助などの活動する非常勤の地方公務員で、市内には約1880人いる。1人3万5500円~8万2千円の年額報酬のほか、出動1回ごとに1100~6800円が支給される出動手当がある。消防庁は2005年にこれらを団員に直接支給するよう指導した。

 市は指導を受け、05年度に出動手当は団員本人に支払う方式に改めた。だが、年額報酬は団長の要望を踏まえ、消防団への一括払いを継続した。各消防団は傘下の分団に分配してきた。

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