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<記者コラム・海風>港の仕事 見学の機会を

08/24 11:22

 8月上旬、苫小牧市内で開かれた高校生対象の港湾運送業の合同企業説明会を取材した。荷役作業の人手不足に悩む市内の6社が初めて開催し、苫小牧港の物流倉庫などを案内した。高さ約20メートルに設置されたクレーンが重さ約600キロの建築用鋼材を持ち上げてトラックに詰め込む作業はスケールが大きく、高校生たちも驚いていた様子だった。

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 各企業に話を聞くと、港湾運送業の現場に市民が立ち入ることは少ないため、仕事内容がイメージしづらく、若者が集まらないという。港湾取材を担当する私も恥ずかしながら、荷役作業についてはよく知らなかった。食品から新聞紙の原料パルプまで多くの物品が苫小牧港で日常的に荷揚げされているが、実際の荷役作業を見る機会がなければ、港のそばで暮らす市民としても、どんな仕事をしているのかピンとこないだろう。

 一方、2020年度以降の小中学校の次期学習指導要領に「海洋教育の充実」が盛り込まれ、苫小牧では港についての学習が増えることが予想される。子供たちを対象に港関連のさまざまな職場の見学会を増やせば、次世代の働き手にアピールできる絶好の機会になるのではないだろうか。(金子文太郎)

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