北海道

人材確保へマルチワーク 石狩で今年も実証実験 大学生5人が参加

08/23 05:00
民宿日本海で働く佐藤百合さん(左)と佐々木遥さん
民宿日本海で働く佐藤百合さん(左)と佐々木遥さん

 【石狩】市は、短期の仕事を組み合わせ、長期的な人材確保を目指す「マルチワーク」の実証実験に、昨年度に続いて取り組んでいる。本年度は首都圏の大学生5人が浜益区の果樹園と民宿で働く。交流人口拡大や地域の情報発信につなげる狙いだ。

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 特に人手が必要な時期、複数の仕事を組み合わせて長期の労働力確保をしやすくする。市は、若者に地域の生活や多様な仕事を経験してもらうことで担い手確保を目指し、国内外の大学に呼び掛けて希望者を募った。

 外国人2人を受け入れた昨年度と同様、実証実験は「きむら果樹園」(幌)と「民宿日本海」(川下)で実施。8~9月の2週間前後、大学生5人が浜益に住み込んで、それぞれの職場で複数日ずつ働く。果樹園では草刈りやブルーベリー収穫など、民宿では清掃や、調理の補助などをする。

 立教大3年の佐藤百合さん(21)は1日から、大正大2年の佐々木遥さん(19)は6日から働き、20日まで滞在。2人は果樹園の仕事について「普段買う果物は高いと感じたが、手間と労力がかかると分かった」。民宿については「お客を思いやる心配りが大切だと感じた」と話す。

 民宿日本海の坂口智則さん(38)は「浜益は若者が少なく、繁忙期に働いてもらえて助かる」、きむら果樹園の木村武彦さん(63)は「体験を生かし、友人らと再訪してほしい」と話す。市商工労働観光課は「実証実験を市と関わるきっかけ作りにしてほしい」と期待。長期的視点で再訪や移住にもつなげたい考えだ。

 また、市は学生による会員制交流サイト(SNS)などを通じた浜益の情報発信も目指す。佐藤さんと佐々木さんは、海も山もある環境や涼しさ、星空の美しさなどを浜益の魅力に挙げており、発信を期待する。

 また、立教大3年の吉野健太さん(21)は20日からきむら果樹園で働いている。9月中旬からはさらに2人が浜益区に入る予定だ。(折田智之)

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