留萌宗谷

武四郎歩いた山道学ぶ 増毛でシンポ 専門家らの講演に80人

08/19 05:00
松浦武四郎と道内各地の山道について学んだシンポジウム
松浦武四郎と道内各地の山道について学んだシンポジウム

 【増毛】北海道開拓の礎を築いた幕末の探検家松浦武四郎(1818~1888年)と、武四郎の踏査に大きな役割を果たした道内各地の山道について学ぶ「北海道山道シンポジウム」(留萌振興局主催)が18日、増毛町文化センターで開かれた。町内外から約80人が来場し、専門家の講演やパネルディスカッションに耳を傾けた。

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 はじめにNPO法人増毛山道の会の伊達淳信副会長があいさつ。一等水準点や駅逓跡の発見など増毛山道の復元活動を振り返り、「若い人にも保存活動に参加してもらい、山道を将来に継承していきたい」と述べた。増毛町の堀雅志町長は「増毛山道を契機として石狩市との交流が生まれた」と成果を強調した。

 続いて北海道博物館の三浦泰之学芸主幹が講演。「武四郎は松前藩の統治のずさんさを指摘し、ロシアがアイヌ民族に近寄れば、北方の地が危うくなると訴えた」と述べ、踏査の背景に国防の理由があったと解説。武四郎は北海道開拓のために新しい街道の整備が必要と考えていたとし、幕府に出した約200通の意見書のうち3割が新道開削に関するものだったことを紹介した。

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