ファイターズ

夏は初球からガツンと<えのきど いちろう>

07/20 05:00
16日のオリックス戦で、初回に先制の3ランを放ったアルシア
16日のオリックス戦で、初回に先制の3ランを放ったアルシア

 オールスター明け初戦、「海の日」7月16日のゲームは敵地でのオリックス戦(12回戦)だった。後半戦を占う大事な試合だ。

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 注目ポイントは二つ。一つは一時、クローザーに配置転換された有原航平が先発に戻って、上沢直之、マルティネスに続く3本目の柱となり得るか。もう一つは大田泰示、中田翔を負傷で欠く打線がどのくらいやれるか。

 有原のほうは121球の完投勝利(被安打5、1失点)で答えを出した。試合時間2時間55分、午後5時試合開始だったこともあり、8時台にゲームセット。(試合時間が短いことで定評のある)マルティネス先発だったっけ? というくらいの快適さだった。

 まぁ、それだけ今季の有原は相手打線につかまって、試合をもつれさせてきた。今後はサクッと勝ったら、「有原らしい」と言われるように頑張ってほしい。栗山英樹監督も後半戦のキーマンとして有原の名を挙げている。

 もう一つの打線のほうも見応えあった。今回はこれを書きたかった。「5番DH」に入ったアルシアが初回いきなり9号3ランだ。読者の皆さんもそうだと思うけど、スカッとしたのだ。

 これから夏場の戦いが始まる。夏は打ったチームが勝つ。単純明快だ。どこのチームもこれから投手がへばってくる。

 当たり前だけど、大田、中田不在の打線(中田は17日に戦列復帰)は厚みが足りなかった。ただ積極性を感じた。大田の代わりの岡大海、中田の代わりの横尾俊建はもちろん、打線全体から、やってやろうという気持ちを感じた。個々の結果はともかく、これはとても大事だ。

 順位表を見ると西武とマッチレースの様相だが、そこに目を向けるのは秋口、最終コーナーを回ってからでいい。ファイターズは、他のライバルと比べても短期決戦やマッチレースの戦い方を知っているチームだ。四球を選んだり、バントを使ったり、いわゆる「細かい野球」ができる。それはいずれ勝負どころで必ず生きると思う。

 夏はむしろ積極性だ。初球からガツン―をもっと見たい。打てば勝てる。打って勝とう。打ち勝つ試合はチームに勢いをつけてくれる。勢いをつけて最終コーナーへ飛び込みたいのだ。

 たぶん今季最後の西武3連戦(函館中止の分が組み込まれて4連戦?)までペナントレースの熱闘は続く。その時、打ち合いで勝てるくらいになっているといいなぁ。(えのきど いちろう・コラムニスト)

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