道新 夢さぽ

したい仕事が分からない

07/19 11:40
したい仕事が分からない

 夏休みのインターンシップから就職活動(就活)の準備を始めようと考えていますが、実はまだやりたいことが見つからないのです。自分に向いている仕事も分かりません。好きなことを仕事にするとよいとも言われますが、仕事にできるような好きなこともありません。この先、どのように進めばよいのでしょうか。(札幌市内 大学3年生女子)

[PR]

■<回答者>藤女子大学 キャリア支援課長 藤田善紀さん
 就職指導に携わって20年以上になりますが、あなたのような悩みを持つ学生さんはいつの年でも決して少なくはありません。一番の理由は仕事や企業に関する知識や働いた経験が少ないために、選択の幅が狭いことにあると考えられます。

 ちょうど夏休みから3年生向けのインターンシップ(就業体験)が始まりますが、経験を積む良い機会です。事前に今までを振り返り、自分が関わってみて楽しかったことと苦手なこと、生涯大事にしたいことを紙に書き出しておきましょう。業種や職種は広く選び、興味のある業界があれば5日以上の長期型と1日型(1day)を、まだ何もなければ1日型を複数体験してみましょう。1日型では座学でなく体験型を選んでください。企業数はできれば10社以上、少なくとも3社以上をお勧めします。

 インターン先では企業の実情や仕事内容を学ぶほかに、社員の方に入社動機や仕事の充実感、つらいこと、その乗り越え方、そして将来の夢などを聞いてみます。1社終わるたびに企業情報とは別に、事前に書いた紙に楽しかったこと、負担に感じたことを書き加えます。苦手項目が増えるかもしれませんが、社員の方に指摘されて初めて気付いた長所もあるかもしれません。入社後に何を求められるのかを理解することも大切です。企業情報と自分に関する情報の上書きは、来春の就活本番でも続きます。

 最終的に企業と自分の情報を照らし合わせて重なるところが「したい仕事」「就職したい企業」になりますが、「できそうな仕事」「やっていけそうな企業」も浮かんでくるはずです。それも含めて、仕事でもお金でも自分の時間でもあなたが一番大事にしたいと思うことの延長上に、進む道が自然と見えてくると思います。迷ったときはまずやってみましょう。この1年ほど、自分が成長できるチャンスはありません。

ページの先頭へ戻る