北海道

彫刻家の流政之さん死去 95歳 NY「雲の砦」、道内にも作品

07/17 15:31 更新
2001年の米中枢同時テロで崩壊したニューヨークの世界貿易センタービル前に設置されていた代表作「雲の砦」(村井修氏撮影)
2001年の米中枢同時テロで崩壊したニューヨークの世界貿易センタービル前に設置されていた代表作「雲の砦」(村井修氏撮影)
  • 2001年の米中枢同時テロで崩壊したニューヨークの世界貿易センタービル前に設置されていた代表作「雲の砦」(村井修氏撮影)
  • 流政之さん

 世界的な彫刻家で、旭川市が主催する中原悌二郎賞の受賞者でもある流政之(ながれ・まさゆき)さんが7日午前、老衰のため死去したことが17日、分かった。95歳。長崎市出身。近親者で見送った。お別れの会の開催は未定。

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 父の中川小十郎氏が創設した立命館大在学中に、海軍飛行科予備学生として零式艦上戦闘機(零戦)のパイロットに。終戦後、独学で彫刻を始める。1962年に渡米し、75年に世界貿易センタービル前に巨大石彫「雲の砦(とりで)」を設置するなど活躍。同作は2001年の米同時テロの救助作業で撤去されたため、04年に札幌の道立近代美術館に半分の大きさで再現された。66年からは高松市(旧庵治(あじ)町)にアトリエを構えた。74年に日本芸術大賞を受賞。

 北海道とのかかわりも深く、78年に「かくれた恋」(黒御影石)で中原悌二郎賞を受賞。同作品が旭川市内の忠別橋に設置されているほか、檜山管内奥尻町、大沼公園、赤平市、札幌のJRタワー前など各地で作品が展示されている。04年には道立近代美術館で大規模な個展も開かれた。

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