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公海サンマ規制見送り 国際会議閉幕 中国とバヌアツ反対

07/06 01:35 更新
北太平洋漁業委員会の年次会合が閉幕し、記者会見する水産庁の神谷崇資源管理部長(中央)ら=5日夜、東京都港区
北太平洋漁業委員会の年次会合が閉幕し、記者会見する水産庁の神谷崇資源管理部長(中央)ら=5日夜、東京都港区

 北太平洋でのサンマの資源管理のあり方を議論する北太平洋漁業委員会(NPFC)の年次会合が5日閉幕し、公海での各国・地域の漁獲総量に上限を設ける日本の提案は中国とバヌアツの反対で合意できなかった。近年、北海道沿岸などで深刻化するサンマの不漁は、公海で増える外国船の「先取り」が一因とされるが、資源量回復に向けた国際的な協力の枠組みづくりは見通せないままだ。

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 漁獲規制を求める日本の提案が見送られるのは2年連続。会合は日中韓3カ国や台湾など8カ国・地域が参加して、東京で3日から開かれていた。日本は昨年の会合で、国・地域別の漁獲枠設定を提案して中国や韓国などに反対されたことから、今回、漁獲総量に大枠を設ける方式を提案した。

 ただ、近年公海で自国漁船が漁獲を伸ばしていることを背景に、資源は安定している―とする中国は「資源状態に対する評価が合意されていない」と反対。南太平洋のバヌアツも同調した。一方、日本と同様、自国沿岸部が主漁場のロシアは賛成。韓国、台湾、米国なども「資源の減少は明らか。数量管理を導入すべき時期に来ている」と賛成したが、日中の対立先鋭化を避けるため提案の採決そのものが見送られた。

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