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他競技との接点 球団が提供<大藤 晋司>

06/29 05:00
ヴォレアス北海道の選手とイベントを楽しむ子どもたち
ヴォレアス北海道の選手とイベントを楽しむ子どもたち

 交流戦・札幌ドーム最終戦の今月17日。この日の私の関心は、試合後のグラウンド開放の時間にありました。外野の一角で行われたのは、球団主催の「北海道スポーツコンベンション」。トップアスリートの指導で、野球以外のスポーツに親子で親しむ活動です。

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 今季の1回目は、バレーボール道内初の男子プロチーム「ヴォレアス北海道」(旭川)。初めてのバレーボール教室でした。元日本代表も在籍しており、昨季、バレーボールのVリーグ下部「Vチャレンジリーグ2」で優勝した選手たちの迫力ある実演や分かりやすい指導もあり、そばで見ていても楽しめました。

 少子化が進み、競技人口の確保が野球界でも重要な課題です。「プロ野球観戦に訪れた人に、他の競技との接点を提供する」という活動は、球団の利益にはならないように見えます。

 しかし、ファイターズのレプリカユニホームを着た子どもたちがバレーボールのスパイクを打ち、歓声を上げる姿を見て、もっと前向きな発想が頭に浮かびました。

 複数の競技を体験することは、スポーツを「楽しむ引き出し」を増やす機会になります。それは「野球の観戦力」を高め、球場に足を運ぶ人を増やすことにつながるのではないでしょうか。

 アスリートの育成にも貢献するはずです。小さい頃からいろいろな体の動きに取り組むことは、成長期の子どもたちの「伸びしろ」を大きくすると思います。さらに、さまざまな競技を経験し「一番やりたいことはこれだ」と自覚することは、向上心を高める効果があると、私は思います。

 米大リーグ・エンゼルスの大谷翔平選手は小学2年で野球を始める前、バドミントンと水泳をしていました。「どちらも好きで、どの道に進んでもおかしくなかった」そうです。その上で「最初に見たときにかっこいいと思ったのは野球だったし、一番自信があったのも野球だった」と話しています。「永遠の野球少年」のような大谷選手の原点が、この体験にある気がします。

 日本ハムの活動から、野球以外の道に進む子どもが出るかもしれません。球界にとって「損失」に見えるかもしれませんが、北海道のスポーツ界にとっては大いなる「実り」です。そこに貢献したという意味では、いずれはファイターズの財産になるはずです。そんな意義を持つ活動の次回は7月1日の試合後。また、見に行きたいと思います。(大藤 晋司・テレビ北海道アナウンサー)

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