子育て

9カ月の娘がハイハイしない 発達の経過、少し違うだけ

04/01 10:36
9カ月の娘がハイハイしない 発達の経過、少し違うだけ

 <質問> 生後9カ月の長女が、ハイハイをしません。お座りをさせると、そのままの姿勢で前に移動し、抱き上げても足をつっぱろうとしません。このままで大丈夫なのか少し心配です。

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 <回答> 赤ちゃんの運動発達は、基本的に節目となる月齢ごとの段階を踏んでいきます。しかし、中には少し異なる発達の経過をたどる赤ちゃんがいます。相談のお子さんは、ハイハイをしない代わりに、座ったまま前に移動するということで、シャフリング児と呼ばれる赤ちゃんである可能性があります。

 シャフリングとはお座りの姿勢のままお尻をゆすって移動することです。お座りまでの経過は普通ですが、それ以降の発達が遅くなりがちになる、運動発達の一つのバリエーションと考えられています。普通に一人歩きする場合もありますが、一人歩き開始が1歳半から2歳ぐらいになることがあります。しかし95%以上は2歳ごろまでに一人歩きを始め、いったん歩き始めればその後は普通と変わりない発達をたどります。

 シャフリング児の他の特徴として、寝返り開始の時期が遅く、寝返りをしないことがあります。またうつぶせの姿勢や足を床につけるのを嫌がり、脇を支えて持ち上げても下肢を曲げ、お座りの姿勢のままになってしまいます。下半身の筋肉の緊張が少し弱いこともあります。シャフリング児の両親やきょうだいを調べると、40%がかつてシャフリング児だったという報告もあります。

 シャフリング児はもともと個人差がある運動発達の一つのバリエーションですが、なんらかの疾患や障害が原因となっているケースがまれにあるとされます。心配な場合は、一度、専門家に相談されることをお勧めします。(瀬川雅史=のえる小児科院長)

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