ファイターズ

松本選手 さらなる躍動期待<長谷川 裕詞>

03/09 05:00
オーストラリア戦で右犠飛を放つ松本選手=4日、京セラドーム
オーストラリア戦で右犠飛を放つ松本選手=4日、京セラドーム

 「本当に頑張ったのは(松本)剛ですね」。これは2017年に頑張った選手を聞かれた時の栗山英樹監督のコメントです。

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 悔しいシーズンのなかでファンにインパクトを残す活躍を見せてくれた松本剛選手。侍ジャパンにも選出され、4日のオーストラリア戦(京セラドーム)では2安打3打点。今後の飛躍が大いに期待できます。そんな松本選手と栗山監督はプロ入り前からつながりがありました。

 スポーツキャスター時代の栗山監督が、TV番組「熱闘甲子園」を担当した年の夏に、帝京高校1年だった松本選手が甲子園デビューを果たしているのです。さらに主将として迎えた3年の夏、2回戦で先制ホームランを放ったものの、九回に逆転満塁本塁打を打たれチームは敗退しました。

 その逆転本塁打の直前にショートを守っていた松本選手は、痛恨のタイムリーエラーをしているのですが、試合後の「今日はすべて僕の責任です」とのコメントに悔しさと仲間への思いが凝縮されています。

 このエピソードは栗山監督が、自身の著書「2011年、特別な夏 はるかなる甲子園」(日刊スポーツ出版社)で紹介しており、松本選手へのメッセージで、こう記述しています。

 「甲子園はなんて厳しいんだろう、そう思いました。でもそれを乗り越えて、さらに成長してくれると思うからこそ、その試練を与えられたと思うんです」「その悔しさ、早く忘れてなんて言いません。生涯忘れないでいてほしいと思います。それを常に持ち続けて、最高の内野手になってください。そして10年後、あのエラーがあったからこそ、今があるんです。そんな言葉を待っています」

 高校時代の手痛い敗戦を乗り越えて頑張る選手がいる。私たちファンにとっても元気をもらえるエピソードですね。

 11年のドラフト会議で松本選手は2位指名を受け、栗山監督は監督に就任。いわば2人は“同期入団”で、そこに運命のようなものを感じます。

 ファイターズが日本一に輝いた16年のシーズン。松本選手は12試合しか出場できませんでした。「野球人生のなかで一番悔しい1年」と振り返っていますが、高校時代より悔しかった思いをバネにして臨んだ昨シーズンでした。

 今季、松本選手にとってもチームにとっても充実した1年になることを願っています。そして東京五輪、WBCでも躍動する松本選手を見られるのを楽しみにしています。

 頑張れ、松本選手!(私設応援組織「日本ハムファイターズ応援作戦会議」代表)

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