北海道

高梨、光るうれし涙 「父にメダル掛けたい」

02/13 05:00
山田いずみコーチ(左)にお姫様抱っこをしてもらい、銅メダル獲得の喜びを分かち合う高梨沙羅選手=12日(北波智史撮影)
山田いずみコーチ(左)にお姫様抱っこをしてもらい、銅メダル獲得の喜びを分かち合う高梨沙羅選手=12日(北波智史撮影)

 【平昌須貝剛】2回目を飛び終えると、表彰台を確信しガッツポーズが出た。スキージャンプ女子で銅メダルを獲得した高梨沙羅選手。2歳年上で9位の伊藤有希選手が真っ先に高梨選手の胸に飛び込んで祝福した。その先には、笑顔の岩渕香里選手が待っていた。「お疲れさま」「すごいね」。ぴんと張り詰めていた緊張の糸がほぐれ、涙があふれて止まらなかった。

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 失意の涙にくれたソチ五輪から、金メダルを追い求めた4年間だった。色こそ金ではなかったが、積み重ねた努力は色あせない。その過程を一番良く知っている仲間が喜んでくれたことが、何よりもうれしく、再び目を潤ませた。「日本チームとしてこの場に来られて良かったなと思いました」

 極寒のジャンプ台で行われたセレモニーで、素手でマスコットをそっと大事そうに抱いた。会場ではジャンプの師である父親の寛也さんがその様子を見つめていた。報道陣からどんな言葉で喜びを伝えるかと報道陣から問われた高梨選手は「声を掛けるよりもメダルを掛けてあげたい」。ほおを伝ったうれし涙はもう乾いていた。

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